額装に使う紙
- ke1k0-sa1to
- 2 日前
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フランス額装は、マットを自分でつくります。
台紙に好きな紙や布地を貼りこみ、額装するものを色や素材感でひきたてます。
額縁店にオーダーすると、多数あるマット紙の中から選ぶので
それがフランス額装との違いですね。
素材的には、中性のものを使うので、というのも額装界では、とことん中性にこだわります。
酸性のものは、作品を劣化させてしまうので。額装の大きな役割として
作品を保存する、という目的があるからです。
フランス額装の場合、おもしろいデザインを優先して、保存目的から離れる場合もありますが
それはそれで、納得してやっていればいいと思います。
使用する紙は、だいだいコットン紙を使います。和紙も使います。
酸に強い素材だからです。
和紙は、コットン紙みたいですが、あれは、植物繊維からできています。
和紙も修復に使うくらいですから高品質ですね。
コットン紙は、18世紀ころ、ヨーロッパでつくられました。それまでは、羊皮紙を
つかっていたのです。廉価にするために、ぼろ布をたたいて紙をつくりました。
なので、古いマットなどをみていると、藍色の紙のマットなどがあります。
それから、模様というか、糸のようなものが混ざったのがわかるような紙もあります。
それは、古い布を混ぜてつくったからなのです。
今 画材店で売っているコットン紙は、ぼろ布からは作っていないと思いますが、
昔はそうやってつくっていました。
そういう歴史を考えても、たのしいですね。
この額装は、古いマットのイメージでつくってみました。
いつもは、フランスの紙を使うのですが、高価なので、初めて日本のコットン紙を
つかってみました。インクでラインをひいているのですが、インクがにじんでしまいました。
やはり紙による違いを痛烈に感じました。
そういう失敗も含めて、額装は奥が深く、そしてたのしいです。



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