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額装の大切な道具 へら

  • ke1k0-sa1to
  • 2023年3月20日
  • 読了時間: 2分

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額装するときに使う道具で1番大事なのは、わたしは《ヘラ》じゃないかと思います。

左から4本は、同じヘラで、牛骨でできています。テフロンでできたヘラも売っていますが、額装では牛骨をつかいます。ヘラは、化粧紙を台紙に貼るとき、マーブル紙や金箔紙を貼るとき、マットを織り込むとき、それから、なにかを剥がすときに、使います。ヘラはひとつひとつ厚さや先の太さが違います。なので 自分の手に合わせて、紙やすりでやすり、先の部分を使いやすい薄さ、細さにします。

わたしのよく使ってる物は、1番左のもの。その隣は、生徒さんがロンドン使っていた物でオイルを塗ったというものをいただいたものです。あと2本は、最初の形のままなので、ちょっと厚さがあります。あまり厚いと、思ったところに筋がいれられなかったりするし、あまり薄いとペーパーナイフのようになってしまい、紙が切れてしまったりします。自分の好みの感じに紙やすりで成形したり、糊で汚れた時には、シャンプーで洗ったり、手入れをして使うので、愛着がわきますし、ますます手になじみます。

その隣の長いヘラ、日本の表装用の角ヘラ。薄くて長いのでしっかりついている紙同士をはがす時など、便利です。

その隣は、メノウヘラ。金箔を扱うときに、表面がなめらかなので、傷をつけにくくていいです

そして1番右端は、竹ヘラ。これは目黒区美術館の額装ワークショップに参加したときに、講師の先生が、参加者の皆さんに手作りしてくださったもの。作品は、手で直接触らない方がいいので(手の汚れがつかないように)。持ちやすくて使いやすいです。




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